
ディレクター
宮園 真
あるアパレルショッピングサイトのユーザーテスト(ユーザビリティテスト)をしているときに、(ユーザーには思ったことをしゃべってもらいながらテストを進めるのですが)、あるユーザー(被験者)が以下のように言っていました。
「ポーズ取らないで、まっすぐ立ってよ!」

カタログやパンフレットといった紙媒体には、限られたスペースしかありませんから、読者は限られた写真や限られた情報からその商品をイメージしないとなりません。それ以上の情報がないことを心理的に理解しています。
そうすると、情報の発信側は読者にできるだけ「良いイメージ」を創りあげてもらわないとなりませんから、イメージ写真やモデル写真を多用することになります。
(一種の広告です。出会い頭のインパクトを与えようとします。)
ところが、Webサイトになると、ユーザーは情報に制限がないことを理解しています。
広告的な表現ではなく、商品のリアルな情報をできるだけ多く集め、比較したいと思っています。ですから、イメージ写真やモデル写真を1枚見ただけでは物足りず、実際の商品の姿がわかる情報や詳細をどんどん求めてきます。
「ポーズ取らないで、まっすぐ立ってよ!」というコメントには多くの学ぶことがあります。
※では、商品の詳細画像だけたくさん掲載すればいいのか、というとそんなに簡単なわけではありません。
全体のイメージから離れるものでは逆効果を生みますし、まっすぐ立っているけどコーディネートをオススメしなければならなかったり、写真自体にテキストではないブログの役割を担わせたり、と作り手が熟考しなければならないことはたくさんあります。
ぜひいっしょに考えていきたいと思います。
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