
ディレクター
久保田 剛史
(間違いその2)
「老若男女、みんなが使うWebサイトだから、1人のペルソナになんて絞れない!!」
公共性が強いWebサイトなどでは、当然のことのように出てくる疑問ですし、ポータル系などの多用なユーザーに利用されるWebサイトでも同様の疑問が出てきます。しかしこの疑問も、「その1」と同様に「マーケティング戦略の範疇」という答えにつながります。
例えば、公共交通機関のWebサイトリニューアルだとしましょう。確かにユーザーは老若男女いろんな方がいらっしゃるでしょう。では、なぜリニューアルするのかを考えてみると、
- Webリテラシーの低い、年齢層の高い人たちにも使いやすくする
- ファミリー層にも施設に買い物や遊びに来てもらう
- ビジネスマンが1クリックで時刻表を見えるようにする
などなど、いろいろな目的があるはずです。このように、目的が明確に策定された時点でターゲットはすでに絞られているのです。そして、絞られた複数のターゲットに優先順位をつけるのは企業のマーケティング戦略に基づいてなされるべきです。
ペルソナ・シナリオ法では、優先順位をつけたターゲットユーザーごとに複数のペルソナを設定します。それぞれのペルソナに使いやすいサイト、気に入ってもらえるサイトを構築することが、「ペルソナ・シナリオ法」です。老若男女、みんなが使うサイトだから、ペルソナを1人に絞れない、というのは間違いです。

老若男女いろいろな目的を持ったみんなが使いやすく、全ての情報が盛り込まれたトップページを想像してみてください。そんなページを目指せば目指すほど、どこに何があるのか探すだけでひと苦労させられるページが出来上がるはずです。
「○○の方へ」とか「□□の方はこちら」とか「△△ユーザーへ」とか、ターゲットを振り分けて苦労されているWebサイトをよく見かけることがあるのはこのためです。
Webサイトはターゲットの代表選手であるペルソナ向けに機能とコンテンツを絞り込まないと、目的のあるターゲットユーザーの人たちにとって使いやすいものにはならない。それは実は誰でもわかっていることなのです。
Googleの画面を見ていると「検索」目的のペルソナのためにとても絞り込まれた顔をしています。(ターゲットは年齢などの属性だけで絞り込んではダメです、目的で絞り込むことが大事です)
このように「ペルソナ・シナリオ法」は誤解されやすい手法で、マーケティングマターとしばしば混同されます。
TAMでは、Webサイトのマーケティング戦略からいっしょに考えさせていただきます。
どうぞ、お気軽にお問合せください。
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