セミナー・勉強会 2019年9月27日

ここからはじめよう。PWA Night vol.8 開催レポート

2019年2月から開催されているPWA Nightイベント、8回目となるPWA Night vol.8が9月18日に開催されました!

PWA Nightとは?

TAMの角谷・菅家が発起人となって立ち上げた、PWAのコミュニティです。PWAに関心をもった有志の方と一緒に、PWAの活用方法やPWAのミライを勉強しています。
第1回第2回のレポートもありますのでそちらも是非ご覧ください!

今回のテーマは ~ここからはじめよう。初心者回~
PWA初心者の方々と一緒に、PWAへの取りかかり方・始め方を事例を通して学んでいきます。
初心者編ということで、エンジニアはもちろん、デザイナー、ディレクター、個人的にPWAに興味のある方など様々な職種の方が参加されていました。
当日の様子はTogetterでもご覧頂けますので、是非チェックを。

なぜ今PWAがきているのか by 角谷@TAM


トップバッターはTAMの角谷。
「PWAを正しく理解する・身近に感じてみよう!」というセッションです。
まずは身近なPWAを見れるサイト、Appscopeの紹介から。PWAの事例が載っていて、このサイトもPWAを導入しているのか…!と新たな発見になりました。
PWAってなんとなくはわかるけど、どう説明したら…?という疑問に対し、
PWA=(最新の環境に合わせた)先進的なWebアプリケーションであると説明。
今PWAが盛り上がっているのは、2012年くらいにレスポンシブデザインがブームになった時と似ているそう。
ブラウザ環境は絶えず進化しているので、それに合わせてWebも進化していきます。それについていく方法として近年話題になっている技術がPWAなのです。トレンドの背景として、ネイティブアプリの保守の大変さもあげられるようです。
PWAはウェブに関わる人の未来。一過性のものであるとは捉えず、大きなトレンドとして皆で一緒に勉強していこう!と締めくくりました。

Glideを使って実際にアプリを作ってみよう! by 堀 正斉さん


お次は「実際に手を動かして、Glideを使ってノーコードでアプリをリリースしてみよう!」というセッション。
Glideとは?Googleスプレッドシートからアプリを作れる、PWAを体感するにはもってこい!なサービスのこと。
今回は自分の好きなご飯屋さんを管理できるアプリを皆で手を動かしながら作成しました。
本当に10分程度で作成できてしまい、会場からは歓声の声が!
エンジニアでなくても、PWAを身近に感じられる素敵なセッションでした!

チームキックオフから一週間でPWAを現場導入した話 by Makoto Moriさん


次の登壇者Moriさんは、アナログな計測業務をデジタル化するためのアプリを一週間で制作してほしいと依頼されたそう。
一週間で作らなければならないのならPWAにしようと決め作成に至ったMoriさんが語る「PWAとは何か・一週間で何をしたのか・プロジェクトを通して得たTips」についてのセッションです。
Moriさんは、「PWAはこわくない!みんなもっと自信を持って『これはPWAだ』って言って良いんだよ」という意味を込めて、PWA=Webアプリをネイティブアプリっぽく見せること と“敢えて柔らかく” 定義。
PWAはスピーディに開発できるのでPoCにとても向いている・Webの恩恵を受けられる反面、Webの世界のスピード感についていく必要があると仰っていました。

LT : PWAあるある by はらださん


テンポよくPWAあるあるを教えてくださいました!(たまにナイナイもあったりして…笑)
・ブラウザベースの機能で十分でない場合は、本命前のプロトタイプとして使うのが良い
・ユーザがPWAだと気づかないのでインストール方法を知らない
・PWAの弱点としてアプリっぽく見えるためユーザのハードルが上がる(「Webページなのに頑張っている」ではなく、「アプリなのに出来ていない」と思われてしまう)
などなど。
PWAがどんなものであるかを知ることができたLTでした。

LT : 「このファイルいれたら大丈夫!」って言われて入れたけど全然大丈夫じゃなかった小話 by ふわっしょいさん


既存サイトのコンテンツの一部分をPWA対応する際、ページが少し壊れてしまった経験から、PWAが思った通りに動かなかったポイントと、その解決方法をお話いただきました。
動画がSafariで再生されなくなった(キャッシュから動画を再生しようとすると再生されない)、iOSのスプラッシュスクリーンがAndroidのように自動的に生成されない等…こちらもPWAではあるあるの出来事であったようで、会場からは頷きが。
PWAを導入する際には、既存コンテンツに影響がないか確認、iOSとAndroidの違いを把握する、実機でデバッグをすることが大切なのだということがわかりました。

スライドはこちらから

次回のPWA Night

PWA Nightは毎月第三水曜日を目標に開催を予定しています。
次回(vol.9)は10月16日に開催。
PWAに関心をお持ちの方、ぜひ一緒にPWAの未来を考えていきましょう!
https://pwanight.connpass.com/

また、PWA Nightではオンラインで話せるSlackを開設しています。PWAに興味がある方はぜひご参加ください。
PWA Night – Slack

◇TAMのPWA開発支援はこちら
https://www.tam-tam.co.jp/pwa/

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