TAMの日常 2016年6月30日

TAMくんウィーンへ!WordCamp Europe 2016に参加してきたよ

WordCamp Europe

「WordCamp Europe 2016」へ参加するべく、ウィーンへ行ってまいりました、TAMシンガポールの嘉和知(かわち)です!今回の会場は、ウィーンの中心地にある「ミュージアムクォーター」と呼ばれる美術館が集まるエリアでした。豪華すぎ!

今回参加した「WordCamp Europe 2016」は、世界各地で毎週開かれているWordCampのヨーロッパ代表版で、2013年から年に1回開催されています。今年で4回目となるWordCamp Europeは、6月24日~26日にかけてオーストリアのウィーンで、Plesk、Jetpack、Yoast、WooCommerceなどをスポンサーとし、2200枚のチケットが完売する史上最大のWordCampとして開催されました。

WordCamp
AMIMOTO AMIのブースに参加させてもらいました

今回私は、AWSとWordPressのスペシャリスト集団・デジタルキューブさんの「AMIMOTO AMI」ブースに参加してきました!

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WordCamp Europe 2016の会場となった「ミュージアムクォーター」

WordCamp Europe

出展ブースは、「Plesk」「Pantheon」「GoDaddy」「Bluehost」「AMIMOTO AMI」などのホスティング管理ツールを提供している企業が半数ほどを占め、「Jetpack」「Yoast」「SiteLock」「WooCommerce」などのプラグイン企業が続きます。

WordCamp Europe

参加者は、ユーザー、デザイナー、開発者、プロジェクトマネージャーなど、多様な人がいましたが、開発者が多い印象!
WordPressの創始者であるマット・マレンウェッグさんや、マイク・リトルさんをはじめ、リードディベロッパーや有名なプラグイン・テーマの開発者とも交流できるのはWordCampでの最大の魅力だと思います。

WordCamp Europe

なんと、WordPress創始者の1人マット・マレンウェッグさんと一緒に撮影できちゃいました〜!

WordCamp Europe
メイン会場の大ホール

WordCamp Europe 2016の内容は、
1日目・2日目:ブース出展と3つの部屋でのセッション
2日目夜:アフターパーティー
3日目:ウィーン大学にてコントリビューターデイ(Contributor day)

いくつか私が参加したセッションとコントリビューターデイの様子をお伝えしていきますね!
セッションは、デザイナー向け、開発者向け、ビジネス、コミュニティなど各カテゴリに分かれており、3つの部屋で同時進行しています。

WordCamp Europe

各国のWordPress Agencyの代表たちによるパネルディスカッションでは、「みんながハッピーに働き、よりよいビジネスをしていくための方法」について、ノルウェー、ドイツ、アメリカ、イギリスのWeb制作会社の代表4名によるリモート雇用におけるマネージメント方法や、会社の成長について興味深いお話が聞けました。
WordPressの創始者マット・マレンウェッグさんのインタビューでは、会場に入りきらないほどの人が集まり圧倒的な存在感を放っていました。今度のWordPressのビジョン、MediumやTumblrとの比較などの話から、自身がCEOを務めるAutomattic社の最大の収益源、WP REST APIについてなど、どの参加者も真剣に耳を傾けていました。
ちなみに、セッションは全てWordCamp TVで見ることができます。

また、日本からはAutomattic社の高野直子さんによる「日本でのWordPressコミュニティの成長について」の公演がありました。

WordCamp Europe
高野さんのスライドより。世界中のWordCamp用にカスタマイズされたWAPUU

WordPressのアクティブインストール数で、日本語はデフォルトの米国英語に続いて最も多く使用されている言語だそうです。日本でのコミュニティは13年もの歴史があり、各地域で勉強会やイベントが開催されています。印象的だったのは、日本から誕生した「WAPUU」というマスコットキャラクターが、今や各WordCampごとに姿を変えて世界中の人たちに親しまれていることです。

WordCamp
同会場でのアフターパーティーの様子

2日目の閉会式ではスタンディングオベーションが起きるほど会場は一体化していて、その後のアフターパーティーは外国らしく、夜中まで大変賑やかでした。

3日目は、コントリビューターデイ(Contributor day)と呼ばれる任意参加のイベントでした。コントリビューターデイとは、WordPressをより使いやすいものにするためにユーザーである私たちがお手伝いをすることです。各グループに分かれて自分ができることを貢献します。WordPress本体のバグを修正したり、翻訳をしたり、プラグインやテーマを作ったり、勉強会やイベントを企画したり、フォーラムの質問に回答したり、様々な方法でWordPressに貢献できる仕組みが整っています。

今回はWordPress自体やテーマ、プラグインの翻訳をしているグループに参加しました。
いつも触れているWordPressやプラグインですが、日本語で使うことができている背景にはボランティアのコントリビューターたちの膨大な作業があります。今回はその姿を目の当たりにして、頭があがりませんでした。これまで何気なく使っていたWordPressの日本語のインターフェースですが、今では日本語の画面を見るたび、コントリビューターたちの努力とWordPressをより良くしたいという熱い思いを感じます。(リソースが足りていないく、大変らしいです!)

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ウィーン大学でのコントリビューターデイの様子

今回、私が参加したイベント以外にも、実施日の前後にWordCamp参加者の交流会やお食事会、ハンズオンなどのMeetupも開催されていました。交流しようと思えばどれだけでも世界中の人と関われるイベントです。

WordCamp Europe
レオポルド美術館でのネットワーキングイベントの様子

WordPressがコミュニティに支えられている意味が大変よく理解できた、実りある3日間でした!ユーザーとして利用するだけでなく、自らが参加することでさらにWordPressの価値を見出だせました。今年の9月には、私の住んでいるシンガポールでWordCamp Singapore が開催されます。もちろんTAMシンガポールは参加予定ですので、乞うご期待です! お近くにお越しでしたらぜひ来てくださいね。

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