TAMの日常 2014年5月11日

【前半】TAMくんの組み飴を作りに行ってきた!

切っても切っても同じ顔がでてくる金太郎飴、正式名称は「組み飴」といいます。この道50年のベテラン職人がいる名古屋の「まいあめ工房」さんへ行ってきました!

IMG_1314

早速、工房に着いて目に入ってきたのが、TAMくん飴の工程表。なんとA〜Hと8つのパーツに分かれています!しかも、頭のとんがり部分を作るのが一番難しいのだそう。

IMG_1309

まずは仕込み。材料は湯と砂糖、水飴で150℃まで煮詰めます。この時点で水分量はたった2%。ドロドロです。

IMG_1320

鍋からドロドロの透明な液体を水盤(ステンレス板の下に水を循環させて、冷却機能を兼ね備えた作業台)に流し込んでいるのは、工房に弟子入りして4年目の岡部さん、もう手際は慣れたもの。
IMG_2669
IMG_1336

ドロドロの飴に混ぜている顆粒状の粉は酸っぱさの素、酸味料です。甘いだけではなく酸っぱさも!

IMG_1342

そして、フレーバーコンクというレモン味の素を投入すると、工房は一気にレモンの香りに。

IMG_1347

さて、ここからは大将の浅野さんが担当!帽子の2本線、青色の分量を職人の感を頼りに作成中。一塊のドロドロを白色、黄色、青色、赤色、肌色の分量に計る事無しに色分けをしなければいけません。

IMG_1356

TAMくんの帽子の青線部分の分量はこのくらいに。この位でどれだけの飴になるのやら。

IMG_1352

あれ、白色はどうやって作るの?
ここが凄い!まいあめ工房さんでは、白色の着色料なんぞ、使用していないのですよ。

IMG_1376

飴に空気を入れる装置を軽やかに操っているのは、この道50年になる幅さんです。

IMG_1377

だんだんと白くなってる!「引き」という技法で、飴を引っ張り伸ばして空気を含ませます。空気の含有量によって飴の色は白色へと変化し、キラキラとした光沢が出てきました。

IMG_1368

組み飴の絵柄に必要な部分に色付けられ切り分けられた飴たち。細長いパーツができあがってきました。周りの白い粉はコーンスターチです。

IMG_1364

細長いパーツを奥にいるパートさんに渡していきます。転がし続けないと固まってしまうので、コロコロさせて固さを調整しています。

IMG_1387

赤色、あれは目になる部分でしょうか。肌色を重ねて、重ねての作業が続きます。

IMG_1394

赤色の目に周りに白色を重ねて、肌色と交わらない様に境目を作っているところです。

IMG_1398

手前には、既に黄色と青色を重ねたTAMくん帽子が完成しています。ここから、本当にTAMくんの顔ができるのでしょうか?

IMG_1402

あっ!TAMくんの目らしきものが、コロコロと転がされています。

IMG_1404

赤色の部分は口でしょうか!?ひー!このままでは、口裂け状態のTAMくんです。

IMG_1406

肌色のパーツがさらに重ねられて、口が無事に完成!

IMG_1413

コロン。TAMくんの顔の部分だけがゴロンと転がっています。

IMG_1414

遂に、帽子部分とのドッキング!着々と顔になりつつあります。

IMG_1419

難しいといわれた、帽子のちょんまげ部分も遂にのっかりました!どすん

IMG_1424

ちょんまげ部分を白色の飴で固定。これで、ちょんまげも落ち着きました。

IMG_1425

周りを白色の飴でぐるぐると巻かれたTAMくん。ここまでくるとTAMくんがはっきりとわかりますね。

IMG_1426

はい、ごろーん。

IMG_1429

またまた、ごろーん。その間に浅野さんが周りを囲むレモン味の部分を準備しています。

IMG_1438

どっこいしょ。ここまでの太さになると重さは25キロにも!そして、TAMくんがレモンのベールでぐるぐると巻かれていきます。

IMG_1439

またまた、ゴロゴロと転がされ続けて丸太い棒状のTAMくんが完成。なんとなくピエロのようにみえますね。

IMG_1442

にやりと笑うTAMくん。この後、TAMくんが笑っている場合じゃなくなる首絞め事件がおこります。後半ではその模様を余すところなくお伝えしていきます!後半へ続く

おすすめ記事