TAM社長が聞きにいく - 株式会社タマス様

途中経過もオープンなコミュニケーションのラリー

「バタフライ」ブランドで知られる、卓球総合用品メーカーのタマスさん。世界大会では参加選手の半分以上が使っているほど、タマスさんの製品は世界中で愛されています。

TAMはこれまで10年以上にわたり、コーポレートサイトや、紙媒体のWeb化、採用サイトなどデジタルの側面からご支援をしてきました。そのベースにある、タマスさんとTAMのコミュニケーションとは?

——TAM社長がタマスさんに伺い、卓球をしながらお話を聞きました!

  • タマスさん
    横谷雄治郎さん
    池澤文隆さん
  • TAM
    爲廣慎二/代表
    角谷仁/プロジェクトマネージャー
    中村颯介/ディレクター
    松井朋子/エンジニア
    藤山誠:撮影、佐藤佳穂:編集

世界に流通するバタフライブランド

TAM代表 爲廣(以下、ため )

今日は久しぶりの卓球です。どうかお手柔らかに!
タマスさんは社内でもよく卓球されるのですか?

横谷さん(タマス)

はい、いつも多忙なスタッフも、卓球をするときは顔がキラキラです(笑)

池澤さん(タマス)

社員には元全日本チャンピオンやオリンピック経験者もいるんですよ。

タマスさん本社内には、歴代国際大会記念のラケットがずらりと並びます。

ため

おお〜、それは社内卓球も盛り上がりそうですね。
パリオリンピックでも盛り上がっていましたが、卓球の競技人口は世界でも多いのですよね?

横谷さん

はい、卓球の競技人口はバレーボール、バスケットボールに次いで、世界第3位と言われています。

ため

そんなに!?想像以上でした。

横谷さん

バタフライの製品は198の国・地域に流通しています。

ため

なるほど、世界中の卓球プレーヤーが使っていることになりますね。

角谷(TAM)

一つのブランドがこんなに広まっているのは、珍しいですよね。

タマスさんの卓球用品ブランド「バタフライ」は1950年に誕生し、今や世界中のプレイヤーが使っています。

池澤さん

TAMさんと出会った頃と比べても、卓球人口は増えています。

横谷さん

なつかしいですね。10年以上くらい前です。

ため

当時は僕も現場でコーポレートサイトのコンペに参加させていただきました。

横谷さん

TAMさん、めちゃくちゃ気合い入ってました(笑)卓球好きの方も来てくださって。

ため

「卓球部」をつくって、TAMオフィスで卓球したり(笑)
お役に立ちたい!と張り切りました。

TAMオフィスに卓球台を設置した当時の様子。社内トーナメントを告知する「タム・タッキュウ部」サイトも。

横谷さん

タマスのことを知ろうとしているのが、伝わってきました。

中村(TAM)

今でもタマスさんと卓球をすることがあります。僕らはボコボコに負けますけどね(笑)

ため

そりゃそやろ〜!

池澤さん

おかげさまでタマスのWebサイトも充実して、今ではいろんな国のお客様に見ていただけるようになりました。

横谷さん

TAMさんと一緒に私たちのWeb周りも成長しました。

ため

卓球人口も、タマスさんも、Webサイトも、時代とともに変化してきたのですね。
そこにTAMがご一緒できていて、光栄です。

同じ目線で技術を話し合うシステム開発

角谷

タマスさんとは、今までいろんなことをやってきました。
コーポレートサイトの多言語化や、CSRサイト、ブランド動画づくり……

横谷さん

専門誌「卓球レポート」のWeb化もTAMさんとやりましたよね。

タマスさんが運営する「卓球レポート」。卓球情報を発信するメディアです。「卓球が強くなりたい」「卓球を深く知りたい」というファンが喜ぶような、国内外の一流選手とタッグを組んだ情報がたくさん!

角谷

なつかしいです!

池澤さん

Web化する前は、月刊の紙の雑誌でした。今はWebとSNSで展開しています。

ため

めっちゃ濃い内容ですね。卓球ファンが喜びそうです。
・・・卓球素人のTAMは、ちゃんと提案できてるの?

松井(TAM)

TAMは卓球については素人ですが、「タマスさん、こう考えているのかな」と想像はできます。
今までたくさん時間を共有してきましたから。

角谷

たしかに。プロジェクトの会議以外にも、色々ご一緒しています。

横谷さん

こちらがTAMさん社内のWeb勉強会に参加したこともありましたね。

中村

その勉強会で横谷さんから教えていただいたツール、愛用してます!

ため

おいおい〜、逆にTAMが教えてもらってるやないかい!

松井

私も「一番早いフォントの呼び出し方」を横谷さんから学びました(笑)

ため

横谷さん、めっちゃ勉強されていますね。

横谷さん

いえいえ(笑)デザインなどはTAMさん頼りですが、表示速度などWebのパフォーマンスにはこだわっています。

池澤さん

タマスのサイトは中高生や海外の方など、いろんな人がいろんな環境で見ますから。

横谷さん

「どんな環境でも速く表示させる!」と燃えていますね(笑)

池澤さん

こだわりすぎて、TAMさんにとって「面倒なクライアント」になってないといいですが・・・(笑)

ため

いえ、大事なことやと思います。卓球部の中学生から、海外のプロまで、どんな場でも確実にサイトを楽しんでもらいたいですよね。

横谷さん

僕はエンジニア出身ということもあって、TAMさんとのマニアックなやりとりが楽しいです。

松井

「この新しい技術、使えますか?」と、横谷さんからアイデアをいただくこともあります。

ため

教わってばっかりやな。横谷さん、本当にTAMは必要ですか?(笑)

横谷さん

「知っている」と「実現できる」は別物ですから。
タマス側のコメントをヒントに、TAMさんがカタチにしてくれています。

ため

お役に立っているならよかったです(笑)同じ目線で話し合えるのは大切ですよね。

松井

はい、タマスさんは専門的なことも理解されていて、ごまかしがききません。
技術を同じように理解して、深く話し合って進められています。

内部やりとりも見える、オープンなコミュニケーション

横谷さん

今までTAMさんから「できません」と言われた記憶がないです。
この前も、動画やnoteの相談にも乗ってもらいました。提案の幅が広いですよね。

中村

でもタマスさんも新しい技術を色々ご存知で、たまにドキッとします(笑)

松井

TAMが「それは知りませんでした」と言うこともありますよね。

ため

えっ。大丈夫かいな〜。「知っていますよ」風にふるまったりせんの(笑)?

松井

知ったかぶりをしても、後々バレますし(笑)、正直に「調べてみます」と言います。

横谷さん

お互い飾らず、オープンにやりとりをしています。

池澤さん

TAMさん社内のやりとりも、私たちにぜんぶ見えるようになっていますよね。

タマスさんのWebプロジェクトのやりとりを行うツール。TAM内部用・タマスさん共有用などと場所をわけずに、すべてのコミュニケーションを同じ場所でしています。

ため

見たくないものまで見てしまったり・・・なんてこと、ありませんか?

横谷さん

逆に、見える化が安心感につながっています。
「これ、本当に進んでいるのかな?」とモヤモヤしなくていいですし。

池澤さん

「進捗のお伺い」で連絡するより、もっと他にやるべきことありますしね。

松井

「タマスさん、見ているだろうな」と思いながら、社内のやりとりもしています。

中村

結果、それがスムーズな進行につながっているのかも。隠し事しても、なにも結果につながらないですから。

横谷さん

僕は「制作あるある」をなくしたいと思っています。

ため

「あるある」というのは?

角谷

納期に間に合わなくて夜中にまとめて作業するとか、いつの間にか工数がかかりすぎている、とかですかね。

池澤さん

クライアントのフィードバックが遅くて、どんどんスケジュールが後ろ倒しに、とか!

横谷さん

色々挙がりますね(笑)
お互いに無理をしたり、隠し事をしたりしないほうが、クオリティアップにつながると考えています。

ため

「どうやって間に合わせよう」「どうやって帳尻合わせよう」と考えるより、「良いものにするにはどうしたらいいか」を一緒に考えていきたいですね。

卓球のダブルスのような化学反応を起こしたい!

ため

すでに世界的なブランドのタマスさんですが、普段、意識されていることはありますか?

横谷さん

広い視点を忘れないようにしています。ただの「卓球マニア集団」にならないように(笑)

池澤さん

そうそう、卓球プロだけの閉じられた世界にはしたくないです。

中村

「卓球愛」の伝え方は、採用サイトをつくるときも色々話し合いました。

横谷さん

卓球が得意な人にだけ集まってほしいわけではないので。
経理や営業、いろんな特技や強みを持った人と一緒に「卓球愛」を広げたいです。

ため

なるほど。強い「卓球愛」を持つだけでなく、広げていくことが目的ですものね。

中村

今日こうして卓球をやってみて、卓球のワクワク感を伝えていきたいなと、改めて思いました。

横谷さん

その感覚を共有できるTAMさんとだから、10年以上続いてきたと思います。

角谷

卓球愛の中にプラスアルファの提案をするのは、いつも緊張しますが、これからもチャレンジします!

横谷さん

化学反応を期待しています。TAMさんと一緒にやることで「王道路線の先」に行きたいです。

池澤さん

卓球のダブルスみたいですね(笑)

ため

うまいこと言いますね〜!(笑)
自分とちがうパートナーがいると、ちがう景色が見えるかもしれませんね。

横谷さん

少子化、人口減少。色々ありますが「卓球、たのしい」と自然に思う人を増やしたいです。
それをバタフライブランドが支えていたいです。

ため

素晴らしいビジョンですね。卓球を楽しむ卓球人口をますます増やしていきましょう!

横谷さん、池澤さん、ありがとうございました!
卓球勝負も楽しませていただきました。これからもよろしくお願いします。

タムくん

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