TAM社長が聞きにいく デジタルト・ランスフォーメーションへの道!生活協同組合コープこうべ様

3年がかりの大きなDXプロジェクトのはじめ方。(特別編)みんながMiroで過ごした3ヶ月

生活協同組合コープこうべさんの現在進行しているDXプロジェクトは、全体で3年がかり。関係者は複数の大手ベンダー、ITコンサル、ベンチャーなどで、プロジェクトメンバーは常時30名を超えます。

DXプロジェクトのスタートとして実施したコンセプトづくりの様子を、コープこうべ浜地さんとTAMメンバーの対談で、前中後編にわたりお届けしました。

コープこうべさんとTAMだけでなく、プロジェクトに関わる複数社合同での取り組みとなった今回のコンセプトづくり。参加者の皆さんはどのように思っていたのでしょうか?

コープこうべ様、日本電気株式会社様、NECソリューションイノベータ株式会社様、アクセンチュア株式会社様に聞いてみました。

コンセプトを複数社でつくるとは?

コープこうべ
足立 千尋さん

約10年ほど宅配全体のシステム開発担当として業務を行っていたのですが、今回のプロジェクトで初めてWebサイトのコンセプト作成という一からのサイトづくりに参画いたしました。

Webサイトのコンセプトって何?の状態でしたので、不安だらけのスタートでしたが、いざ会議で「こんなサイト良いよね」と参加者のみなさんの体験談やマンガ絵を使っての実現案などTAM様にコンセプトづくりを上手く導いていただいたことで、かたくなっていた自分を忘れて気軽に意見交換ができる関係が築けたと思います。

ほとんどWeb会議で画面越しの会話でしたが、常に利用者の顔を思い浮かべながら楽しいことを想像することで、必ず良いものができると自信が持てたことが自分にとって貴重な機会であったと思います。引きつづき、プロジェクトの成功に向かって頑張りましょう!

コープこうべ
岩清水 健太さん

一軒一軒お宅に商品をお届けする地域担当から現在の部署に異動してすぐにプロジェクトに参加することになりました。「最前線の現場」から離れ、パソコンと向かい合って仕事をするものだと思っていたら、このプロジェクトでは利用者である組合員のみなさんに直接インタビューするところから始まり、とても現場に近い!ことが強烈に印象残っています。

ワークショップを通じてTAMさんをはじめ複数の会社のみなさんと、常に組合員のみなさんの顔を思い浮かべながらコンセプトやUI/UXを考えることができました。この体験を活かしてプロジェクトを成功させたいと思います!

コープこうべ宮下 裕子さん

大規模なDXプロジェクトということで、会議の参加者が30人以上、しかも会ったことのない方ばかりの中、初めはゴールがわからず戸惑いました。ですがTAMの皆さんにご支援いただいて複数の会社の方々と協創できるようになっていきました。初めは難しかったオンラインツールも、気づけば自由に・無限大に広がり、皆さんの声・想いが色とりどりに集まっていく様は圧巻でした。そこに広がるTAMさんの自由な発想やワークショップのアイデア、他企業の先進事例は、私の今後の仕事へ視野も広げてくれたように思います。

ワークをしていく中で突き詰めると結局、みんな揃って「組合員のために」というところに行きつきました。白井さんの珠玉のことばつなぎで、素晴らしいコンセプトコピーができあがりましたが、その場に立ち会えてとても嬉しかったです!これからも京都からオランダから海上(?)からいただく新しい視点や気づきを仕事に活かしていきたいです!

これからの支えとなる、「みんなで過ごした時間」

コープこうべ坂井 由希子さん

プールでおぼれている小栗さんを見ていた一人です(笑)特に前半を超えるあたりまでは本当にしんどかったですね。「いやいや、既存のパターンにはめ込まないでください……。そのことは既にわかってます……。ゴールはどこ?」と毎回頭の中でグルグル。大事なところは変わらない。生み出し方や展開をビックリするカタチにしていきたい。そんな展開を望むなら、その道のプロの力が必要。でも「発注して、返していただく」作り方をしたら、型にはまったものになって、またすぐに古くなっちゃうんだろうな~と悶々。継続していく中で新しい何かが生まれていく、そんなしくみを作ってみたい。そんなことを一緒に考え続けられるチームになるには、どうしたらいいんだろう?と、本当は小栗さんと一緒に溺れていました。

振り返って思ったのは結局、印象深い会話、エピソードの共有と体験がとても大事だったということ。コープ(組合員さん)と、TAMさん、実現するために力をいただくシステムの皆さん。このプロジェクトがなかったらあり得なかった「みんなが同じ画面の中で過ごした時間」が、これからの取り組みの大事な支えになると思っています。「ほんとのところ」「そもそも」「こんなんやりたい話」がスッと言葉にして出せるチームにしていただいたTAM小栗さん、皆さま、ありがとうございました。やっぱり、仕事は人とつながってこそ、ですよね。

アクセンチュア
株式会社
辻畑 優佳子さん

私は第一子の育休明けということもあり、働き方を試行錯誤しているところで、このプロジェクトでどれだけ貢献ができるのか不安のなかにありました。そんな中週に一度、少しだけ緊張が解けるのがTAM社のワークショップでした。ワークショップの自己紹介で自分のことや子どものことを話したり、他メンバーのプライベートな一面を知ることができたり。その和気あいあいとした雰囲気のまま、でも真剣に、コンセプトに向き合う時間でした。

時にコンサルタントとして、時に子供を育てる者の立場として、時に生協のいちユーザーとして。お互いのことを知っているからか、様々な立場でアイデアや意見を発言しやすく、活気あるディスカッションができたと思います。私個人の不安もいつの間にか軽くなっていました。複数のベンダーからさまざまな文化・背景を持つメンバーが多く集まるプロジェクト、しかもフルリモート。これからまだ長いプロジェクトですが、組合員のために何ができるか、ワンチームでじっくり取り組んだワークショップが、これからもずっとベースになるのではないかと思います。

DXプロジェクト開発フェーズへとつなぐ、初体験

NEC
ソリューション
イノベータ
株式会社
高野 勇志さん

普段はシステムを作る立場なので、どうしても型にはめようとする思考をいかに枠外へとはみ出させるか?が新鮮でした。コンセプトの検討といった、私自身が初めての経験となる作業から参加させていただきありがとうございました。

自己紹介で皆さんの「色」が見られたことは、コミュニケーション面で今後のプロジェクトにも大きく活かされると感じてます。自分の番では何とか笑わせようとしてスベってしまいましたが…

いよいよ設定されたコンセプトをいかに具体化・実装していく工程となりますが、引き続き一緒に頑張りましょう!

アクセンチュア
株式会社
中村 正浩さん

生協への加入、利用・参加をしやすくする仕組みを構築すべく、デジタル化推進プロジェクトにアクセンチュアも参画させていただいております。普段は競合企業にあたるシステムベンダーやコンサルティング会社が集まっているので、最初は手探りでどこかぎくしゃくとした関係性でしたが、プロジェクトが進むにつれて連携も深まってきました。

会社ごと個性やカルチャーは異なりますが、組合員の利便性向上という一つの目的に向けて、意見を戦わせながら力を合わせて取り組む各社の姿勢は、心にぐっとくるものがあります。これからも各社との団結力を高め、より良い組合員向けサービスとそれを実現する仕組みが作れるように、全力で取り組んでいきたいと思います。

日本電気株式会社
大西 庸平さん

今回浜地さんからお誘いをいただき、このワークショップに参加しました。ワークショップの中では、我々のようなITベンダーで営業をしている中では経験できないような、「コンセプトづくり」からはじめる、ということをTAM様を通じて経験させていただきました。ここまで組合員様の目線から検討することって、正直あまりないので、すごく新鮮な取り組みでした。今回のプロジェクトで作り上げるものに対して、より一層親近感が湧いたと言いますか、我々もTAM様のコンセプトに沿ったいいものを作れるように頑張ろう!と感じています。

タムくん

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