京都リサーチパーク株式会社様

UXを軸にしたデジタル領域の
コンセプトデザイン

京都リサーチパークの地図イラスト

「イノベーションが生まれる【まち】 」としての
活動をデジタル領域で促進するためのプロジェクト

京都リサーチパークは、イノベーションに取り組む企業や国の研究施設が立地した地区です。ものづくりとベンチャーのまち「京都」で、イノベーションの創出と交流の場を提供しています。

研究開発スペースの提供から、スタートアップの支援、セミナーやイベントを通した産業・学術研究機関・公的機関のつながりづくりまで、挑戦する人たちの拠点として活動されています。また、ICT、デザイン、エレクトロニクス、ライフサイエンスなどさまざまなジャンルに特化した研究会、シンポジウムなどを開催しています。まずは、その現状を把握するためのリサーチからプロジェクトは始まりました。

京都リサーチパークマップ

UXデザイン

4つの主要サービスである「オフィス・研究開発スペースの提供」「貸会議室・ホール提供」「スタートアップ支援」「プラットフォーム活動」のそれぞれの関係者と利用者へのヒアリングと、ユーザーの行動・気持ちの流れを関係者と一緒にワークショップ行いながら、進めました。

ワークショップの様子

ヒアリングなどの結果、現状の把握と課題を抽出

「入居企業、その他の支援施設との関わりで、京都リサーチパークを知る」「ビジネスの成長につながる新しい環境を探している」「産業・学術研究機関・公的機関の人とのつながりを魅力的に感じている」など、ユーザーの気持ちと行動の流れのポイントを抽出しました。
また、「過去に入居企業に訪問した際、イベントや交流会などの活動を知らないままだった」「どんな活動をしているのか、はじめは理解できていない」「自分の事業ジャンルに関わる情報を集めている。逆に、異なるジャンルの情報は興味が弱い」などの課題が抽出されました。

ヒアリングなどの結果、現状の把握と課題を記載したシート

行動の流れをコンセプトダイアグラムとして
ビジュアル化し、サイトの設計に反映

カスタマージャーニーマップで把握できたユーザーの行動の流れのビジュアル化し、全体を俯瞰することでサイト設計での優先順位をつけたり、重要になるコンテンツの発見につながりました。また、ビジュアル化することで、クライアントやプロジェクト関係者と、プロジェクトの目的・優先度の認識のすり合わせを高い精度で行うことができました。

ユーザーの行動の流れのビジュアル化したシート

「イノベーションが生まれる【まち】」を
体感できるサイトを実現

その結果、「イノベーションが生まれる【まち】 を体感できるようにする」「デジタル領域でも、魅力的な情報発信地にする」「効率的に運用できるデジタルコンテンツの構造設計」の3つのプロジェクトのコンセプトが固まり、そのコンセプトを軸に、サイトの構築を行いました。

パソコンとスマートフォンのウェブサイトのキャプチャ画像

スタイルガイドを作成し、構築、運用の効率化を実現

構成段階から利用する多数のレイアウトを部品として管理し、HTMLコーディングでもコンポーネント化を行い、スタイルガイドを作成しました。結果、約300の静的ページ制作を90%以上、デザインをせず、構成→HTMLコーディングの流れで構築することで、大幅な作業効率化を実現しました。

スタイルガイドのキャプチャ画像

CREDIT

  • TEAM

    Project Manager / Designer三内 徹

    Director和島 和幸

    Designer和佐 阿佑美

    Engineer安田 学 / 佐賀 奈穂子

タムくん

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