株式会社日本経営様

データを見せるだけでなく、
ユーザーの「気持ち」につなげる。
組織診断ツールのUXデザイン

NaviLight スマートフォン画面 キャプチャ画像
  • 01

    2ヶ月

    UX/UIデザイン

  • 02

    4ヶ月

    システム開発

  • 03

    5分で完了

    50問アンケートへの回答時間

日本経営様が大学と共同で実証研究を行い、開発した「チーム力」診断サービス「NaviLight(ナビライト)」。チームメンバーへのアンケートをもとに「今のチームの課題」を知ることで、チーム力向上のためのアクションへとつなげられるサービスです。TAMでは、この診断ツールのサービス内容の検討から参加。UIデザイン、システム開発までを担当しました。

ポイントとなったのは正しく診断をするために「データ」をしっかりと集めること。そして、診断結果をもとにチーム力向上への前向きな「気持ち」をつくりだすこと。カスタマージャーニーマップで見えてきた「アンケートが面倒」「診断結果に納得できない」といった課題の解決を中心に、インターフェイスデザインとサービス体験全体についてのディスカッションを繰り返しました。

ディスカッション風景

答えやすさのための
インタラクションデザイン。

ナビライトでチーム力を正確に診断するためには、チームメンバー全員が51問のアンケートに回答することが不可欠です。しかし、忙しい日々の業務の中で51問ものアンケートに協力することはなかなか簡単なことではありません。そこで、ナビライトではスマホで簡単にアンケートに回答できるように、プロトタイプテストを繰り返し実施。タップのみで次々と回答できるUIデザインの実装、質問が長くつづく体感の軽減などに取り組みました。また、回答忘れを防ぐため、リマインドメールを翌日、前日、当日の3回送信。「忙しい・面倒くさい」という理由でアンケートが進まないという課題にも対策を行っています。

納得感とモチベーションを高める
診断結果のデザイン。

「診断結果」についてプロトタイプで検証した際、2つの点が大きな課題として浮かび上がってきました。それは、「説明文が専門的で、わかりにくい」ということと、「結果が低い点数だと、落ち込んでしまう(結果を素直に受けとめにくい)」ということ。これら2つの課題を解決するために取り組んだのが「診断結果を読む」体験のリデザインです。テキストを改善することはもちろん、チーム状態を「点数」ではなく13の魅力的なキャラクターで表現。また、チームの悪い点だけではく、良い点も紹介することで、結果を見た人のモチーベーション向上も図っています。

NaviLight 診断結果画面 キャプチャ画像

チーム力向上の取り組みへとつなげる
サービスデザイン。

ナビライトを利用する目的は、現在のチーム力を診断することだけではありません。その診断で得た結果をもって、さらなるチーム力向上へとつなげる。そのためには、診断結果でアドバイスされる「課題」にチームメンバーが継続的に取り組んでもらう必要があります。
継続的な運用には、サービス体系・プランも影響します。当初は1回の診断ごとの料金体系を予定していましたが、課題への取り組みと再診断を促すために、診断回数の制限を設けずに一定期間利用できるプランをご提案。UIやシステム開発だけでなく、サービスデザインそのものもクライアントと一緒につくりあげていきました。

サービスデザインシート

CREDIT

  • TEAM

    Project Manager / UX Researcher三内 徹

    Designer萩原 恭子

    Front Engineer菅家 大地 / 若林 成実

    System Engineer佐賀 奈穂子

タムくん

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