セミナー・勉強会 2019年3月8日

PWAの未来を考えよう!PWA Night vol.1 開催レポート


「PWA」という単語はご存じでしょうか。「Progressive Web Apps」の頭文字を使った単語で、Webアプリケーションをスマートフォンのネイティブアプリのようにする技術です。
これまでCordovaのようなHTML5/JavaScriptでスマートフォンアプリを開発する技術がありましたが、それをWeb技術だけで可能にするのがPWAです。Googleが提唱しており、Androidが先行して実現しています。

PWA自体は2016年頃に登場していましたが、日本でも昨年頃から少しずつ事例が出てくるようになってきました。PWAに可能性を感じ、関心を持っている人はとても多い一方で、実際の活用事例などの情報はまだまだ少ないのが現状。
そこでTAM東京の角谷、菅家、福田を発起人として「PWA Night」というコミュニティを立ち上げました!
PWA Nightのコンセプトは「PWAのミライや活用方法をみんなで考えよう」。これに共感できる方は誰でも参加可能のコミュニティです。

そして先日(2月20日)に第一回目となる PWA Night vol.1 をTAM東京にて実施しました。
TAM Coworkingの限界に迫る44名もの方々に参加いただき、非常に熱気あふれるコミュニティイベントとなりました。
今回はその様子をサマリーとして紹介します。

また、PWA Night vol.1 まとめ – Togetterでも当日の様子が垣間見られるのでチェックしてみてくださいね!
 

PWA Nightロゴ誕生

今回が初回となるPWA Night。まずはこの会を表すロゴの発表から!
ロゴのおばけのようなキャラクターは「不完全な何にでもない生物=一緒に成長していくことを表現」「PWAのP」「コミュニティの場を表す吹き出し」「一緒に気楽にやろう、というゆるさ」を愛着のわくシンボルで表現したということでした。


 

PWAの今とこれから by 宍戸さん@Google

元日本経済新聞社、現在はGoogleの宍戸さんよりお話いただきました。PWAの代表例として語られることの多い日経新聞のWebサイトですが、宍戸さんはまさにそのWebサイト構築に関わってこられた方です。PWAは高速化、信頼性そしてエンゲージメントが大事な要素になるとのことです。ECサイトでは表示が遅いと離脱率が高まるのが知られていますが、逆に高速化することでコンバージョン率が改善するそうです。最近ではデスクトップPWAも注目されており、スマートフォンに限らずPWAの可能性が広がっているとのことです。
 

PWA はビジネス的に美味しいか? by 橋本さん@パラダイスウェア

続いてはPWAをビジネス面から捉えたセッションです。
PWAの利点として、低工数で素早くAndroidとiOS両方に対応したアプリ開発ができる点を挙げていました。この利点は特にプロトタイプ開発で役立つようです。
PWAの特徴をもっとも活かせそうなのがB2B案件。従来のウォーターフォール的な開発からプロトタイプを使った、動くものを素早く開発していくスタイルがPWAであれば実現できるそう。
なおイベント開催の現時点ではWebプッシュはiOSで使えないのですが、TwilioのSMSを利用するというアイディアも紹介されていました!


 

リーンスタートアップとPWA~Webサービス立上げ時こそPWAを検討したい!~ by 角谷@TAM

次の登壇者はTAM角谷。
リーンスタートアップにおけるMVP(Minimum Viable Product)にこそPWAを用いるというアイディアです。
ネイティブアプリの開発ではAndroidとiOS両方をターゲットに開発されることが殆どで、そのためにすべての開発がダブルコストになるという問題がありました。そのためちょっとした開発で予算がなくなってしまいがち。
しかしながらいざアプリのリリースまでたどり着いたとしてもDL数は数千程度と伸び悩んだり、アプリ開発を行えるエンジニアが転職して更新が止まる、と言ったリスクもあります。

PWAはWebサイトでもあるので、集客の容易さ、PWAによるリピーター増、アプリ化でロイヤルユーザを囲むと言った複数段階による戦略が有効であるということをお話させていただきました。

 

PWA×CMS活用アイデア by 早瀬さん@シックス・アパート

最後のセッションはシックス・アパートの早瀬さんから小学校のPTAサイトをPWA化した事例の紹介です。
Webプッシュを使うことで、ITリテラシーが高くない人にも通知が送れるのが便利だったそう。
ただし現状ではiOSの対応が今ひとつな点が大きな課題にもなっているとのこと。
シックス・アパートさんで開発しているMovableTypeはPWA対応しており、管理画面からアプリマニフェストファイルを作成できたり、Webプッシュも送信できるんです!
CMSを使うことで一から開発したり、PWA導入に対する敷居もぐっと低くなる効果がありそうです。
 

最後は懇親会も…

その後、同会場で懇親会が催されました。
30名を超える方々が懇親会に参加され、PWAに関する興味ごと、課題などを共有する場となり盛り上がりました!


 


◇次回のPWA Night

PWA Nightは毎月第三水曜日を目標に開催を予定しています。
次回(vol.2)は3月20日開催予定。
すでに定員MAX50名の会場ながら100名以上の方からご応募いただいております。
参加は抽選制ですので、3月10日の締め切りまでにぜひお申し込みお待ちしております!
PWAに関心をお持ちの方、ぜひ一緒にPWAの未来を考えていきましょう!

PWA Night vol.2 ~PWAのミライや活用方法をみんなで考えよう
 

◇Slack

PWA Nightではオンラインで話せるSlackを開設しています。PWAに興味がある方はぜひご参加ください。
PWA Night – Slack

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