セミナー・勉強会 2020年8月28日

Amazonスポンサー広告の効果を最大化するためには?TAM広告チームウェビナーレポート


TAM広告チームTAMKOが、「Amazonスポンサー広告の効果を最大化する広告設計&売上拡大のコツ」WEBセミナーを開催しました。
これからAmazonスポンサー広告を始める方、そしてすでに始めている方に向けて、TAMKOで実際に実践している方法を詳しくお伝えしました!

Amazonスポンサー広告って?

  • スポンサープロダクト広告
  • スポンサーブランド広告
  • スポンサーディスプレイ広告

と呼ばれる3つのAmazonサイト内に配信される広告のこと。
これらの広告は、検索結果・商品詳細ページから自社で宣伝する商品や、ブランドのAmazonSTOREページに誘導するために使用されます。

Amazonスポンサー広告の効果が頭打ちになる理由

効果が頭打ちになってしまう理由として考えられるのは以下の3つ。

  • スポンサー広告の運用がうまくできていない
  • 商品詳細ページで商品の魅力が伝わっていない
  • 新規ユーザーの認知不足

今回のウェビナーでは、この3つの課題をどう改善すればよいのか、順を追って説明します!

スポンサー広告の運用を成功させるためには

スポンサー広告はターゲティングを二種類設定できます。

  • オートターゲティング

Amazonが自動的に検索キーワードや関連商品を選定するもの。

  • マニュアルターゲティング

広告管理画面側で手動で検索キーワードや関連商品を設定するもの。

スポンサー広告を運用する際には、オートターゲティングとマニュアルターゲティング、どちらも組み合わせて運用することが成果を最大にするための効果的な方法です。

スポンサー広告の最適な運用方法

  1. オートターゲティング出稿
  2. オードターゲティングでついたコンバージョンを確認。売上に繋がったキーワードや商品を精査(データを蓄積!)
  3. 精査したキーワードや商品をマニュアルターゲティングで設定
  4. マニュアルターゲティング出稿

▼ オートターゲティングのデータ確認はamazonadvertisingのレポートからできますので、ぜひ細かいコンバージョンを確認してみてください。

また、キャンペーンの最適化を行うことも重要です。
キャンペーンの設定は、一つ一つの商品のトラフィックが増えるという理由から、1商品1キャンペーン(広告グループ)が理想。

よくある例として、キャンペーンをカテゴリーで一つ作り、そこに商品を紐づけているというパターンがありますが、これでは管理はしやすいけれど、効果がいいものに露出が寄り、効果が悪いものは表示されなくなってしまうというAmazon広告の特性により、商品露出の機会損失に繋がる可能性があります。


ゆえに、全ての商品が満遍なく露出されるように1商品は1キャンペーンで行うことが理想的です。
全ての商品の露出機会を担保した上で、何がいいか・何が悪いかを判断することで、売れる商品が見つかる可能性が高まり、商品単体での売れるターゲティングが可視化しやすくなるとのこと。

スポンサー広告を最適化するためには効果検証も重要です。
キャンペーン単位だけでなく、商品やカテゴリなどの設定や、効率の悪いターゲティング/キャンペーンの停止など、設定内容を踏まえて調整していくことが大切なのだとか。

TAMKOの高橋が言うには、ここまでの内容をクライアントさまの状況に合わせて実践していたところ、25万から2ヶ月で200万以上売上が伸びた事例もあるのだそう!
細かい運用になるのでかなり工数が発生しますが、ここまでのノウハウを実践するだけでも効果がありそうですね。

商品の魅力が伝わる商品詳細ページにするには

広告経由でユーザーをページに呼んだ際、コンバージョンに一番影響を与えるのは商品詳細ページです。
広告でユーザーを呼んでも商品詳細ページで離脱されると勿体無い!クリックしたからには購入してもらえるように、また、自然検索で入ってきたユーザーにも刺さるように、ユーザーが買いたいと思える情報が商品詳細ページに記載されていることが重要です。

そのためには、スクロールしたときに商品を細かく紹介するセクション(Aプラス商品紹介コンテンツ)を作り込むこと。
画像や細かい説明って、買う/買わないという気持ちの中で非常に重要ですよね!
商品詳細ページにキーワードを増やすことで、検索で引っかかる単語を増やす役割も。SEOやトラフィックの改善になります。
また、Amazonには様々な制約があり、Aプラス商品紹介コンテンツの活用テキストにもガイドラインが厳しく設定されています。ガイドラインに沿ったテキスト内容にすることも大切です。

新規ユーザーの認知不足を解消するためには

Amazonは明確に何かを購入したいと思っているユーザーにはアプローチしやすいけれど、そうでないユーザーに対してはアプローチしにくいプラットフォームです。(Amazon内でウィンドウショッピングってあまりしませんよね!)
フルファネルの中でいうとAmazonはユーザーのアクションを促すBOFU(購入)を中心としたプラットフォームなので、TOFU・MOFU(認知・興味関心)はカバーしにくいと言えます。
新しいユーザーを呼び込まないと母数が減り、売上が頭打ちになってしまう。その点をカバーするために、TAMKOでは外部プラットフォームと連携して運用を行なっています。

外部プラットフォームって?

外部プラットフォームとは、FacebookやInstagram、Twitterなど、別の広告媒体のこと。
連携して新規のユーザーを呼び込むことで、Amazonでの売上最大化を図ることができます。
しかし、ただAmazonへのトラフィックを増やせばいいわけではありません。
購入可能性の低いユーザーを誘導しても意味がないので、ユーザーがどのフェーズにいるのかを見極めて適切なコンテンツで接触するような広告設計・KPI設定を行う必要があります。

外部プラットフォームと連携する際の課題:タグ問題

Amazonにはタグを設定できないので、外部流入施策経由でどれだけ売上げたのかが分からないというもの。
これは、外部プラットフォームの広告のリンク先を、Amazon商品詳細ページではなく、AmazonSTOREページを活用することで解決できます。
AmazonSTOREページとは、Amazon内に自社のホームページ、LPを作れるもの。STOREページでは計測・分析が可能なので、外部プラットフォームと連携する際はSTOREページを活用するのがおすすめです!

さいごに

クライアントさまによって最適な運用方法は異なるため、広告運用には「これ!」という正解はありません。
お悩みのある方は、TAMKOにぜひお声がけください!
▼ TAM広告チームTAMKO
https://www.tam-tam.co.jp/service/ad/
https://www.tamko-webinar.com/

また、Amazon広告運用にまつわる濃ゆ〜〜い情報はこちらでも発信しています!
https://www.tamko-amazon.co/
ぜひご覧くださいね。

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