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対象ブラウザを見直してみる(2017年3月版)

来月・2017年4月11日、「Windows Vista」の Microsoft による延長サポート終了とともに、IE9 の公式サポートも終わります。

公式サポートは IE11 のみに

IE10 と IE8 はともに、2016年1月にサポートが終了していますので、IE9 のサポートが終わる 4月11日以降は、Microsoftが公式サポートする IE は IE11 のみになります。

サイト制作時の対象ブラウザとして、IEのバージョンは 9〜 にしていることも多いかと思いますが、以下のようなリスクがあるため、「IE11」に変更することをおすすめいたします。

  • 「セキュリティ更新プログラム」が提供されなくなるため、脆弱性を突いた不正アクセス、情報漏えい、データ改ざんなどのリスクがある。
  • テクニカルサポートの提供を受けることができなくなる。

[参照]
2017 年にサポートが終了する製品 - Microsoft サポート
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4001737
 
 
ただし、公共性の高い企業・サービスのサイトでは、引き続き IE9 への対応もある程度必要かと思います。(閲覧環境に関わらず、生活に必要な情報を正確に入手できるようにするため。)
アクセス解析を参考にするなど想定するユーザーの環境をご確認の上、ご検討ください。

[参照]
Chromeの増加続く - 2月ブラウザシェア | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2017/03/02/126/

●IEのバージョン別シェア
IE 11.0 …… 11.51%
IE 10.0 …… 0.88% (2016年1月サポート終了済み)
IE 9.0 …… 3.08%
IE 8.0 …… 3.18% (2016年1月サポート終了済み)

 
IE9 を対象ブラウザから切ることのメリットは、今まで使うことができなかったCSSなどが使えるようになること。アニメーションなどで表現の幅が広がったり、作業効率が上がるため工数削減にも繋がります!

[参照]
IE11〜&IE9〜使える系 CSS まとめ | Tips Note by TAM
https://www.tam-tam.co.jp/tipsnote/html_css/post7269.html

IE 以外のブラウザは?

大きな変更はありませんので、引き続き、それぞれの「最新版」で問題ないでしょう。
 


 
スマートフォンについても見直してみました。
Android と iOS のどちらも「サポート終了日」については公表されていませんので、シェアを基準に判断しています。

Android

[参照]
・Dashboards | Android Developers
https://developer.android.com/about/dashboards/index.html

※2017年3月6日までの7日間に集計された Android OS のバージョン別シェアデータ
1位:6.0(Marshmallow)…… 31.3%
2位:5.1(Lollipop)…… 23.1%
3位:4.4(KitKat)…… 20.8%
4位:5.0(Lollipop)…… 9.4%
5位:4.2.x(Jelly Bean)…… 5.4%
6位:4.1.x(Jelly Bean)…… 3.7%
7位:7.0(Nougat)…… 2.4%
8位:4.3(Jelly Bean)…… 1.5%
〜中略〜
11位:7.1(Nougat)…… 0.4%

3位の 4.4 は、2013年10月31日リリースにもかかわらず高いシェアを維持し続けているので、現状では『Android 4.4 〜 7.x』に対応することが無難ではないかと思われます。
 
5・6・8位の 4.1.x〜4.3 は、2012年6月27日〜2013年10月3日にかけてリリースされたバージョンで、比較的古いスマホに搭載されているものです。約4年前の機種ということもあり、大切に使っていてもハードの限界が近いのではないでしょうか。シェアの推移から判断して順次サポートを外してもいいかもしれません。
※このバージョンに搭載されている「標準ブラウザ」のサポートはすでに終了しています。(「Chrome」などで代用)
 
7位の 7.0 は、2016年8月23日にリリースされたばかりで、当初一部機種のみの対応だったため上記のような低い値になっています。昨年末より複数機種へのアップデート配信もはじまり、現在は 7.0 や 7.1 搭載機種も多数販売されていますので、今後ますます増えていくことが予想されます。
数ヶ月後には「バージョン別シェア」がガラリと変わっているかもしれません!

iOS

・App Store - サポート - Apple Developer
https://developer.apple.com/support/app-store/jp/

※2017年2月20日現在、App Storeで集計
1位:iOS 10 …… 79%
2位:iOS 9 …… 16%
3位:それ以外 …… 5%

iOS は、最新とその1つ前のみで 95%のシェアを占めているため、この2つのバージョンに対応するのが一般的です。
 
3位の『それ以外』に含まれる内では最新の iOS 8 のリリースは 2014年9月17日と古く、マイナーバージョンアップもすでに止まっています。(サポート終了日は非公開)
iOS 8 のサポートを切るかどうかは、アクセス解析の結果や想定されるユーザーでご判断ください。
 
 

まとめ

  • 2017年4月11日の「Windows Vista」延長サポート終了後は、サイト制作時の対象ブラウザは IE9 → IE11 に変更することをおすすめ。(一部サイトを除く)
    ※今後の WindowsOS のサポート終了は、2020年までありません。
  • Android のシェアは、これから大きな変化がありそうなので注目!
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