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思わず参加したくなる!セミナー撮影のポイント

セミナー主催者の方、主催者から撮影を頼まれた方、写真を見た人が思わずセミナーに参加したくなる、そんな写真を撮りたいですよね!今回は、私がセミナー撮影をする時に心がけているポイントをいくつかご紹介します!
※一眼レフカメラや三脚を持っていなくても実践できる内容です。

アジェンダ

  1. 撮影時の注意点
  2. セミナーの雰囲気/魅力を伝える
  3. 写真のバリエーションを増やす

1. 撮影時の注意点

ポイントを紹介する前に、私がセミナー撮影時に気をつけていることをご紹介しておきます。

1-1. 邪魔にならない

セミナー主催者、参加者の目的は、写真を撮られることではありません。カメラマンとして、良い写真を撮ることはもちろん大切ですが、セミナーの進行や参加者の集中を妨げないことが1番大切だと考えています。例えば、参加者の集中を妨げないように、できるだけシャッター音をさせない、足音を立てない、フラッシュを使用しない、カメラを意識しやすい方をあまり撮らないなど、意識していたりします。カメラを意識しやすい方を撮影する場合は、集中しているワーク中を狙ったり、カメラの高さを目線からずらすのがオススメです。

1-2. 撮影の許可を取る

参加者の中には、写真を撮られるのが苦手、撮った写真をブログやSNSに掲載して欲しくない方がいます。また、勝手にブログ等に写真を掲載すると、肖像権侵害で大きなトラブルになる可能性もあるので、必ず事前に、撮影・掲載の許可を取るようにしましょう!

2. セミナーの雰囲気/魅力を伝える

セミナー撮影の目的は、写真を見た人にそのセミナーに興味を持ってもらい、参加や共有をしてもらうことです。そのためには、セミナーの雰囲気や魅力が伝わる写真を撮影する必要があります。

2-1. 人気のセミナーであることを伝える

参加者の少ないセミナーよりも、参加者の多い人気のセミナーの方が魅力的ですよね。人気のセミナーであることを伝えるために、会場にたくさん人が入っている様子を撮影しています。ここでは、ハイアングル(目線の高さを基準に、高いところから見下ろすように撮ること)で撮影するのがオススメです。参加者同士の重なりが少なくなり、会場にたくさん人が入っている様子が伝わりやすくなります。

2-2. 集中でき、かつリラックスできる雰囲気を伝える

参加者の方はセミナーで少しでも多くのことを吸収しようと必死で取り組んでいるため、真剣な表情をされていることが多いです。もちろん真剣な表情も良いのですが、そればかりになると長時間のセミナーでは集中力が持つのか不安になったり、ハードルが高く感じますよね。そういった不安を和らげるために、参加者がいきいきと楽しそうな笑顔も撮影しておきたいです。

2-2-1. 真剣な表情を捉える

より表情を捉えるために、寄りで撮影するのがよいでしょう。この時、キャッチライトを入れるのがオススメです。キャッチライトとは目の瞳の中の白い輝きのことで、キャッチライトを入れることで、より生き生きと輝きのある表情に見えます。

2-2-2. 笑顔を捉える

笑顔は真剣な表情と異なり長く継続しないため、瞬間を捉える必要があります。笑顔の方を見つけてから撮影したのでは、一番良い瞬間を逃してしまうことも。私は事前に笑顔の多い方、笑顔の素敵な方を把握しておき、先回りしてカメラを構えて待つようにしています。あとは、そのセミナーで参加者が笑顔になるパターンを掴めると比較的容易に笑顔を捉えられるようになります。

グループワークなど他の参加者と交流する場面は、笑顔を撮影する絶好のチャンスです。講義中は真剣な表情を全く崩さない方でも、グループワークでは表情が緩むことが多いです。

2-3. 講師とのやりとり

セミナー参加時に、講師の方に質問したりアドバイスを貰う機会があるかどうかを重視される方は多いと思います。講師と参加者のやり取りを撮るようにしています。

3. 写真のバリエーションを増やす

セミナー撮影をしているとついつい同じような写真が多くなってしまうとお困りの方!
ここでは簡単に実践できるワンポイントテクニックをいくつかご紹介します!

3-1. 写真を撮る高さを変える

2-1でハイアングルを紹介しましたが、写真を撮る高さを変えるだけで、簡単にバリエーションを出すことができます。また、普段の目線とは異なるため、見る人に新鮮さを感じさせることができます。以下はローアングルで撮影した写真です。

3-2. 撮影の対象を変える

セミナー撮影では、講師や参加者など人物の撮影が中心となりますが、人物以外にもセミナーで使用する道具やセミナーの成果物、会場の看板なども撮っておくと、バリエーションを増やすだけでなく、そのセミナーの特長を出すこともできます。

3-3. 光の入れ方を変える

同じ人物の写真でも光の質や向きによって印象が大きく変わります。セミナー撮影の場合、思い通りの光を作ることは難しいので、会場内の光(自然光や照明の色や位置など)を把握しておき、うまく利用するようにしましょう。
例えば、以下の写真はプロジェクターの光を利用して撮影しています。人物に対して斜めに光が入っているため、凹凸に合わせて影ができ、人物が立体的に見えます。

最後に

今回は、私がセミナー撮影をする時に心がけているポイントをいくつかご紹介させていただきました。
一つでも参考になるポイントがあれば幸いです。

今回のブログで掲載させていただいた写真は、株式会社TAM運営の『えがこう!』のセミナー写真です。『えがこう!』は「描く」ことをベースに、 仕事に活かせる新たな知覚と気づきを促すプログラムを提供している事業です。写真を見て『えがこう!』に興味を持った方はぜひサイトを覗いてみてください!
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