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GoogleAnalyticsのディメンションを複数設定したい

まず始めに、GoogleAnalyticsの「ディメンション」について、簡単にご説明します。

ディメンションとは分析軸の事です。
分析する際は、ディメンション(分析軸)を決めて各指標(「セッション」「PV」など)を見ていきます。

GoogleAnalyticsの標準のレポートでは、このディメンションは2つまでしか設定できません。
1つ目のディメンションを「プライマリディメンション」、2つ目のディメンションを「セカンダリディメンション」と言います。
プライマリディメンションは左メニューから、セカンダリディメンションは表上部のプルダウンから選択します。
そうすると、下記赤枠と青枠の部分に各ディメンションが設定されます。

プライマリディメンションとセカンダリディメンション

このように、標準レポートではディメンションを2つまで選択できるのですが、分析をしていると、ディメンションを3つ以上設定して見たい時があります。

そうした時にディメンションを複数設定する方法をご紹介したいと思います。

例:デバイスカテゴリ×ユーザータイプ×国別 の掛けあわせでレポートを見たい場合。

方法1. ピボットテーブルを使う

ピボットテーブルとは、クロス集計を行う際のExcelの機能ですが、GoogleAnalyticsのレポート画面上でも、ピボットテーブルを作成する事ができます。

まず、プライマリディメンションとセカンダリディメンションを下記のように設定します。

・プライマリディメンション:左メニュー ユーザー>モバイル>サマリー
・セカンダリディメンション:セカンダリディメンションのプルダウン ユーザー>ユーザータイプ

次に、レポートの表示方法を設定するテーブル表示ボタンの一番右端の「ピボットテーブル」を選択します。
ピボットテーブル

そうすると、テーブル表示ボタンの下にピボットの項目を選択するプルダウンが現れますので、そこで3つ目のディメンション(「国」)を選択します。
※ピボットテーブルの指標は「ピボット指標」のプルダウンから2つ設定する事が可能です。

・ピボットのプルダウン ユーザー>国

そうすると、3つ目のディメンションが表の列方向に並びます。
(列方向に並ぶ為、項目の多いものを設定すると見辛くなります。)

ピボットテーブル

このようにGoogleAnalyticsでは、ピボットテーブルを使用する事で3軸でのクロス集計が可能となります。

方法2. カスタムレポートを使う

次にカスタムレポートで見る方法をご説明します。

カスタムレポートとは、GoogleAnalyticsにある標準レポート以外に、自分の見たいディメンションや指標を組み合わせて、独自のレポートを作成する事ができる機能です。

カスタムレポートには「エクスプローラー」「フラットテーブル」「地図表示」の3種類のレポート形式がありますので、目的に合った形式を選択して作成してください。

【カスタムレポートの種類】

種類 形式 ディメンション 指標
エクスプローラー 標準レポートと同じ、集計データの階層を掘り下げていくドリルダウン形式のレポートで、セカンダリディメンションや並び替え、表の形式などが選択できます。 レポートを動的にカスタイマイズしたい時に使用します。 5階層まで設定可能 指標グループを5つまで作成でき、1つのグループにつき指標を10個まで設定可能
フラットテーブル 静的な表の形式になります。 エクスプローラーと違い、動的にカスタマイズはできませんが、ディメンションを5つまで設定できるので、最大5つのディメンションを並べて見る事ができます。 5つまで設定可能 25個まで設定可能(グループはなし)
地図表示 地図上で任意の指標を見る事ができるレポートです。 5階層まで設定可能 指標グループを5つまで作成でき、1つのグループにつき指標を10個まで設定可能

では、カスタムレポートを作成していきます。
カスタムレポートを作成するには、まず「新しいカスタムレポート」を選択します。
カスタムレポート
①GoogleAnalytics上部のメニューから「カスタム」をクリック
②カスタムレポート画面の「新しいカスタムレポート」をクリック

次にディメンションや指標を設定していきます。
今回は複数のディメンションを並べて見たい為、レポートの種類は「フラットテーブル」を使用します。
カスタムレポート設定項目
①作成するカスタムレポートの名前をわかりやすく付けます。
②種類は「フラットテーブル」を使用します。
③ディメンションに「デバイスカテゴリ」「ユーザータイプ」「国」を設定します。
④指標に「セッション」を設定します。

これで一番下の「保存」ボタンをクリックします。
そうすると下記のような表が作成され、複数のディメンションの掛けあわせで数値を確認する事ができます。
カスタムレポート

複数のディメンションや指標を掛け合わせて見たい場合は、カスタムレポートを使用すると良いでしょう。

方法3. ツールを使う(スプレッドシートアドオン)

次にご紹介するのはスプレッドシートでの方法です。
スプレッドシートには、APIを利用してGoogleAnalyticsのデータを取得できるGoogle公式のアドオンを追加する事ができます。
アドオンを使用する事により、データ取得の期間や、ディメンション、指標などを自由に設定・取得する事ができます。
※レポート用スプレッドシートを作成する際は、取得したいGoogle Analyticsのアカウントでログインしてから作業してください。

アドオンの追加は、スプレッドシートのアドオンから追加できます。
スプレッドシートのGoogleAnalyticsアドオンを追加

追加された「Google Analytics」アドオンから「Create new report」を選択します。 ga7

次に、ログインしているGoogle Analyticsアカウントの情報が表示されますので、下記項目を設定していきます。

項目設定

  • ①レポートに名前を付けます。
  • ②該当のプロパティとビューを選択します。
  • ③取得したい指標とディメンションを選択します。
    今回は下記を選択します。
    指標:「sessions」
    ディメンション:「deviceCategory」「userType」「country」
  • ④「Create report」ボタンをクリックします。

そうすると、スプレッドシートに「Report Configuration」という新しいシートが追加されます。

ga9

  • ①上記で設定したレポート名
  • ②上記で選択したビューのID
  • ③取得するデータの日付を設定
  • ④上記で設定した指標
  • ⑤上記で設定したディメンション

※このシートの列単位でレポートが生成され、レポートは複数設定する事が可能です。

必要な項目が設定できたら、アドオンの「Run reports」をクリックします。 ga10

下記のように緑の文字でメッセージが出れば、データの抽出成功です。
(エラーの場合は赤字でメッセージが出てきます)

ga11

これで欲しいデータが抽出されました。
ga12

あとはこのデータを使用して、わかりやすく表やグラフにすれば、3軸でのレポートが作成出来ます。

まとめ

今回は3つの方法をご紹介しましたが、その他にも「Query Explorer」といったツールを使用してデータを取得する方法などもあります。
標準のレポートでは、2つのディメンションまでしか設定できませんが、色々な方法で複数のディメンションや指標を掛けあわせて見る事により、より詳細な分析が可能になります。

参考サイト:
Googleアナリティクスの分析はスプレッドシートのアドオンで全自動化しよう
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