青山商事株式会社様

紳士服業界最大手の
「店舗が強い」ビジネスにおける
理想のECづくり

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  • 01

    35%UP

    EC売上金額

  • 02

    17%UP

    デジタルでのブランド体験率(CVR)

  • 03

    240%UP

    店舗連動の体験率UP(ネット試着予約数)

全国47都道府県すべてに店舗展開をしている、紳士服業界最大手の「洋服の青山」。今回、TAMではそのECのリニューアルを担当しました。課題は店頭にも負けないほどの購入体験をECで表現すること、そして、試着や取り置きなど、豊富な店舗網が強みになるサービスを活用すること。また、「量販店」でひとくくりにされてしまうのはもったいないほどのデザインと品質へのこだわりを、サイト内でユーザーへきちんと伝えていくことも大きなテーマのひとつでした。
 
今回のプロジェクトでは、品質を伝えていくブランドサイトとしての役割を強化しながら、ECもデジタル・リアル一環の購買体験の中の「一部」として機能することをゴールに設定。UI・機能改訂を軸にした購買体験のリブランディングを通して、洋服の青山の売り上げアップを目指しました。

モノの良さが伝わる、堂々と伝わる
佇まいのリデザイン。

プロジェクトのスタートにあたり、まずは洋服の青山のスーツを最も知る商品部のメンバーにデプスインタビューを実施。そこで語られる言葉の隅々には、ハイブランド・ハイファッションではないが、仕事着として正しく着られる商品設計がされていること、そして長く毎日着るための生地や仕立てに工夫していることなど、一般量販店とは一線を画すこだわりが溢れていました。しかし、これまでのECは、そうした優れた点よりもセール価格などのインフォメーションを優先。商品への自信は購入を促すための過剰なデザインによって隠れてしまっていました。

洋服の青山のECはスーツを購入できるだけでなく、ブランド本来の魅力を伝えられる唯一のWebサイトであり、利用者にとって最も身近なコンタクトポイントでもあります。リニューアルでは購入を目的とするECと、こだわりを伝えるブランドサイトとしてのバランスを重視。余裕をもった余白、正々堂々とした「白」のデザインで、洋服づくりへのプライドを引き立たせることに取り組みました。

デザイン案

ユーザー視点での分析をもとに、
店舗とつながる購入体験へ。

ただし、商品の自信を正しく伝えることに成功したところで、購入までのフローがスマートに設計されていなければ売上に結びつけることはできません。今回のプロジェクトではTAMがこれまでに培ってきたECの知見・経験と、UI/UXデザイン専門家の視点を組み合わせて、購入フローを見直し。ユーザー視点に立った、洋服の青山らしいECを目指しました。

たとえば、「選びやすさ」の向上。スーツ選びに適切な画像サイズを検討するとともに、膨大な商品ラインナップの中からでも自分好みの一着を選びやすいように絞り込み機能も改善しました。また、充実した店舗網を持つ洋服の青山ならではの強みである「取り置き」や「試着」についても、その違いがわかりづらく、利用につながっていないのが課題でした。そこでそれぞれのメリットや制約、フローをわかりやすく案内。さらに、ユーザーが検討から購入まで迷わずに行動できるよう、バナーからUI全体にいたるまでサイト内で一貫性を持たせた総合的なデザインシステムを構築しました。
リニューアル時に優れたデザインを構築しても、日々の運用を重ねる中で崩れしまうというケースは珍しくありません。今回つくりあげたデザインは、たとえデザイナーの手が変わっても統一できるようにマニュアルを納品。ブランディングの一貫性を保てるようにも配慮しました。

購入の流れの図

CREDIT

  • TEAM

    Project Manager引野 文也

    Director宮島 尚美 / 近藤 里虹

    Marketer中山茂(中山茂マーケティングデザイン株式会社)

    UX Director飯島 章嘉

    Designer吉原 正

    Front-end Engineer二俣 凜 / 米本 和生 / 若林 成実 / 北岡 素子

    Illustrator堀(林)由利子

    EC Adviser大内 千佳

タムくん

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